安曇野市「新庁舎」住民投票の会のブログ~住民投票AZ

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2011年 09月 26日

9月25日 住民投票を考えるシンポジウムの報告(その3)

~「リコールのほうが良いのでは」「安曇野の市議が変わる可能性も」~

 この日のシンポ参加者は20人ほど。200人規模の会場なのにさびしかったが、質疑は活発だった。

【質問】住民投票ができればよいが、議会で否決されれば署名は無になってしまう。市長あるいは市議会のリコールのほうが良いのではないか。
【今井】住民投票の制度に瑕疵がある。リコールで有権者の3分の1の署名を集めれば、議会解散、市長を辞めさせることができる。住民投票はかりに99%の署名を集めても、議会が拒否すればできない。スイス、ドイツでは住民投票とリコールを同条件にしている。片山前総務大臣は自治法に住民投票とリコールを同じに位置づけると宣言したが、(大震災で)実現しなかった。リコールの3分の1署名と住民投票の2%署名では開きがあり、どちらを選択するか、情勢状況をいろいろ考える必要がある。小山さんの住民投票呼びかけにも当初は議員3人ぐらいしか賛同はなかった。安曇野市の場合も変わる可能性がないわけではないだろう。
【小林純子市議】安曇野の場合、現時点では市民アンケートに賛同した7人プラス1人ぐらいの賛同者かと思う。全体が28人だから、佐久市と比べて可能性は低くない。リコールに匹敵する署名数が集まれば、考える議員も出てくるだろう。これからの頑張りにかかっている。

【質問】個々の議員にあたってみると会派の意向に沿わない訳にはいかないという。誰の投票で議員になったのか、市民のための政治なのか、疑問だ。
【小林純子市議】佐久市の場合、どんなきっかけで議会は住民投票に前向きになったのですか。
【小山さん】変わったというより、消極的な変化です。「しょうがないか」というような。発議者が市長だったことが大きい。市長が住民投票というのだから、「ペケにする」勇気がない。市長に「前にも後ろにも進まない」と言われればどうしようもなかった。市民が個々の議員に手間ひまかけて電話やファックスするのも有効です。


「情報がないから無関心」「シンポ参加者があまりに少ない」

【質問】新庁舎についての情報がないから無関心。安曇野市民は知らない人がほとんど。建設賛成派にも、ちょい待ち派にも情報を伝えてほしい。
【小山さん】情報提供は大切だ。条例案条文紹介とか、市民にどう提供するか。討論会、資料やチラシのポスティング。いろんな媒体から目に入ってくるようにする。ただし、これは住民投票をやると決まった後のことで、佐久市の場合、徹底した情報公開に市長がこだわったことが大きい。
【今井さん】市議、県議、市長選。すべて公職選挙法という一つの法律に縛られているが、住民投票はもっと自由に運動ができる。選挙運動では禁止されている戸別訪問や文書の配布、ネット活用などOK。ピカピカ庁舎にしたいのか、したくないのか、市民に決めてもらうんです。住民投票に反対する議員が多いというなら、個々に当たって議員を口説くと結構通じるんです。レッドカード、赤紙を送りつけるとか、毎日いろんな人から電話やメールとか。

【小林純子市議】3年前、新庁舎建設について3割の市民は「知らない」だった。いまは「建てると決まってしまった」がほとんど。私たちの運動は基本的に反対運動でなく、大事なことは市民が決めるというスタンスを崩さずに、どう伝えるか。
【質問】その前に一言。今まで無関心でいたが、今日シンポに参加してこの人数の少なさに驚いた。郵送アンケートであれだけの回答を集めたこととどうリンクするのか。私は入りきれない参加者であふれているかと思った。これはいったい何だろう。
【今井さん】吉野川の徳島だって、空港の神戸だって初めは賛同者は少なかったが、署名活動で3万もの署名になった。この会場の状況は、本当に本気になっている人がいないということだ。7月末の学習会に来た40人が両手に参加者の手を引いて来れば何人になっていたか。この質問者の方がここにきてくれたことは、真剣だったということ。ありがたいことです。この本「住民投票―観客民主主義を超えて」にも書きましたが、ここにきてくれたということは観客席から下りて、グラウンドに立ったということです。一緒に知恵を出し合い、より濃縮したプレーをしましょう。
(まとめ・横地泰英)
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by az_jumintouhyou | 2011-09-26 11:29 | 住民投票学習会


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