2011年 09月 26日

9月25日 住民投票を考えるシンポジウムの報告(その2)

 小山さんを講師に招いた狙いを聞かれた小林純子市議は「4月に長野市の住民投票問題シンポに参加し、小山さんの話を聞きました。私たち安曇野市民にもぜひ聞いてもらい、住民投票につなげたいと考えました。連休中日で、稲刈りで忙しい時期とはいえ、こんなに参加者が少ないとは・・・、本庁舎建設は『もう決まっちゃったこと』という空気が満ち満ちているようです。小山さんの話を聞いて、『今からでも間に合う』という力をいただきました。今後20年、30年、次の世代に受け継ぐ市政にしなければならない。主権者一人ひとりの意思をどう市政に反映させるか」とシンポの狙いを語った。

《新本庁舎建設計画について5町村合併以来の経緯》
 小山さん、今井さんの講演に続いて、諌山憲俊・住民投票の会事務局長が、新庁舎問題の経過を振り返ってまとめた。

・7年前、旧南安曇5町村の合併協がスタート。新しい市の庁舎をどうするか、論議が始まった。
・合併協では地域エゴがぶつかり、豊科・穂高の綱引きに。庁舎は新市になってから協議することにし、決まるまでは五つの総合支所方式、分庁方式とした。

・6年前安曇野市が生まれ、平林伊三郎市長は「新庁舎をつくる方向」を打ち出し、検討委を設置。40億円ぐらいの計画でアリバイ積み重ねの感。議会は過半数を超える会派・五一会中心で大半が市長支持。

・2009年9月、二期目の安曇野市長、市議選。市議選は庁舎問題に深入りせず。市長選は、しかし3候補とも庁舎問題を争点にした。平林前市長後継の推進派候補は最下位で落選。計画凍結の候補は次点。宮沢候補が当選した。宮沢氏のリーフレットには「市役所機能は効率化。市庁舎は必要だが、既存施設の有効活用を含め、市民の意見を尊重して必要最小限の規模で」とある。

・その後市民アンケートなどの要望は、すべて拒否。全部局を集約した新本庁舎建設にかじを切り替え、去年5月、美術館隣接地に79.8億円で建設する計画を発表した。事業費は40億円→60億円→80億円と出だしの2倍になった。

・市議会推進派は議会として何も決定していないことに焦り、去年9月、建設を求める決議案を提出。決議は全会一致という原則なのに、反対も少なくないなか強引に可決した。

・去年11月から今年1月にかけて、計画に「待った」の議員7人が市民連絡会と協力し、市民に郵送アンケートを行った。8千人を超す回答の87%は建設反対、13%が賛成という結果だった。

・以前から求めていた建設後の長期財政計画は3月2日にやっと出してきたが、11日に大震災。国の財政計画も示されないので、建設後の財政プログラムは白紙状態。

・しかし市は、6月議会で用地買収補正予算案、7月臨時議会で市役所の住所移転を可決した。来年には本体設計の予算案が通るとなると、計画をとめることは難しい。日程を逆算するとこの12月議会に住民投票条例案を提出したい。

・私たちは建設賛成派と議論したい。話を聞きたい。住民投票提案はその機会をつくるものだ。
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by az_jumintouhyou | 2011-09-26 11:25 | 住民投票学習会


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